わたしたちは、意外に大きな音を出している!?「遮音・防音」を知ろう
暮らしていて、意外に気になる「音」。都市部のマンションであれば壁や窓などから伝わってくる外部からの音を遮断できているか、静かな環境の建物であれば生活音が意外に気になるので天井や床の防音ができているかどうか、チェックが必要になってきます。
防音についての知識をご紹介しつつ、音の観点から見たマンション選びのポイントをご紹介しましょう。
意外に気になる暮らしの「音」
わたしたちの身の回りではさまざまな音があふれています。静かな環境だと思っていても、生活音など、案外音がしているもの。そんな音の大きさを客観的に表す単位として、「デシベル(dB)」があります。デシベルは人間が聞き取れる最小の音のエネルギーを基準として、その基準の音の何倍であるかを示すものです。たとえば、夜の住宅地では約30dB、通常の会話で約60dBの音が出ています(下図参照)。洗濯機の音や子どもが走り回る音は、新幹線の車内と同じくらいの音。掃除機の音は、地下鉄の車内に迫るような音量が出ています。このように、暮らしの中で発生する生活音は、意外に大きいのです。
快適に暮らすためには、外から入ってくる音はうまく遮断(=遮音)し、家の中で発した音は天井や壁に吸わせて内に響かないようにする(=吸音)工夫が必要になります。この遮音と吸音をうまく組み合わせることが、防音対策の基本です。
一般に、固い材質のものは遮音の効果を高く発揮し、柔らかい材質のものは吸音に適しているといわれます。防音対策する際には、目的にあった材質を適切な箇所に用いることを考えなくてはなりません。

日本建築学会の決める「遮音等級」とは
建築物の防音対策が、どれくらいのレベルでできているかを測る目安として、「遮音等級」があります。これは、日本建築学会が決めたもので、音の伝わりにくさを表しています。L-30や、L-50あるいはD-30、D-40といった表記をしますが、数字が小さいほど遮音性能が優れていることを示しています。 たとえば、L-40の遮音等級を実現している空間では、上階などの物音がかすかにする程度であり、あまり気にならない範囲で防音をできていることになります。(下図参照) また、防音カーペットや防音壁などでは、「L-35を実現する」といった表記をして、その性能を示しています。
マンション選びの際、遮音性能を知るために遮音等級を確認してみましょう。





